チヨダウーテの天井用化粧せっこうボード「ジプスター」の加工
こんにちは、チヨダ加工センターです。
今回は、表面に型押し塗装を施したチヨダウーテの化粧せっこうボード「ジプスタ―」を加工し、天井そのものを照明器具にした加工のご紹介です。
このジプスタ―は、事務所や店舗、学校、保育園など様々な建物の天井に使用されることが多い化粧せっこうボードです。
私たちの事務所にももちろん使用されていますが、ちょっとした加工でオシャレな天井に生まれ変わります。
ダウンライト+αの照明をせっこうボードで
事務所等の照明で一般的なものは、広範囲に室内を照らす照明器具とアクセントとなるダウンライトです。
ご承知のように、ダウンライトは天井材に穴をあけ照明器具を埋め込みます。
私たちチヨダ加工センターではご指定の位置やサイズの穴あけ加工も対応しています。
穴あけ加工はNCを使用して加工しますから精度の高い加工が可能です。
対応している穴径は最小3mm、最大の穴径はせっこうボードのサイズに収まるものならいくつでも対応可能です。
そこで、この精度をいかした新たな照明方法を考えてみました。
LEDライトと加工技術で新たな照明を
LEDライトの普及で照明器具も進化しています。
そして、2027年末までに蛍光灯の製造・輸入が禁止されることが発表されています。
LEDライトは発熱しにくく寿命も長い、LEDのサイズが小さいため点や線、面と光源を自由に選択できます。
このLEDライトと私たちの加工技術で天井自体を照明器具にできないかと考え、チヨダウーテ千葉工場の来客室の天井パネルを加工してみました。
天井そのものを照明器具に
小さな穴を正確なサイズとピッチであけるのはNC加工の得意分野です。
今回はLEDライト盤の発光素子に合わせて
穴径12mm、穴の中心から中心までを24.5mmで加工しました。
その数288個!
ジプスターはボード表面に塗料が塗布されている関係もあり、加工した際の紙バリが少なくレギュラーの石膏ボードより、表面の仕上がりが綺麗で、こういった加工に適しています。
穴をあけたら、ジプスターの柄の向きとLEDライトに合わせて天井に設置すれば、何もない天井にLEDライトからの光が照らす天井に生まれ変わりました。
LED素子の間隔に合わせて穴あけ加工を施しているため、明るさは十分確保できています。
LEDライトの光の広がりは多少低下しているかもしれませんが、気にならない程度です。
また、穴あけ加工したボードは脱着加工ですからLEDライト盤のメンテナンスも問題ありません。
今回はLEDライトの面光源とアクセントとなるダウンライトを併用しました。
こういったアイデアを活用することで、照明機器を取り付けるだけの照明から天井自体を照明機器にし、コスト削減とデザイン性の両立を図ることが可能となりました。
最後に
最近は、R加工に負けないほど穴あけ加工のご注文も増えています。
今回のような照明機器用の穴あけや、配管などの開口、配線などの通し穴、コンセント用などの開口と、現場でボードに加工するよりもチヨダ加工センターの穴あけ加工をご活用いただければ、正確にそして綺麗な仕上りが可能です。
もちろん指定サイズにカットしたボードにもご指定の穴あけ加工も可能ですから、現場では設置するだけと手間が省け、時間短縮にもつながり現場での負担軽減にも寄与します。
チヨダ加工センターでは、皆様のアイデアを加工技術で実現します。
是非、ご相談ください。